
今日は東京ドームシティホール、今はKanadevia Hallと言うそうですが、にえびちゅうのライブを見に行ってきました。
例年だと、3月くらいから7月くらいまで、えびちゅうは春ツアーを敢行しているのですが。
3月にさいたまスーパーアリーナでのライブ後、大体ここでライブを行うとえびちゅうは激震が走るのですが、案の定、小林歌穂さんの引退が発表されて、今年は小林さんの引退を見据えた動きが活発になっています。
短い期間ですが、今月から小林企画と題して、ミニツアーが東名阪で始まりました。
ゴールデンウィーク期間中の大阪を皮切りに、名古屋と来て、今日最終日は東京となります。
大阪を見に行っても良かったのですが、やっぱり最初はぎこちないかなと思って見送り、最終公演に参戦しました。
小林企画~私のわがままを聞いておくれ~と言う名称で行われた公演は、全て小林歌穂さんプロデュース。
舞台美術は、自分の作品を飾ったもので、何となくぽーの頭の中身を引っ繰り返した感じのものとなっています。
今回の席は、アリーナに届かず、ギリギリスタンド席でした。
と言う事で、微妙に舞台からは遠かったです。
今回のセトリはえびちゅうにしては珍しい2曲ブロックのセトリ。
衣装は、えびちゅうがまだえびちゅうとして確立される前の学年カラー衣装を再現したものだそうです。
それが明かされる前に双眼鏡でしっかり舞台を見ていなかったので、緑の衣装がてっきり小久保柚乃さんだと思っていて、後で確認したら仲村悠菜さんだったりして視力が衰えたなぁなんて思ったりして。
で、2曲ブロックにした理由は、えびちゅうのデビューから今迄のアルバムから2曲ずつセレクトしたからみたいです。
と言う事で、『中人』から『中人DANCE MUSIC』と『仮契約のシンデレラ』。
流石に後者は外せないですが、いきなり『中人DANCE MUSIC』とは、ぽーの癖強さが現れています。
『金八』からは『大漁恵比寿節』に『買物しようと町田へ』。
まぁここまではまだメジャーかなと思った。
『穴空』からは『参枚目のタフガキ』と『MISSION SURVIVOR』。
『参枚目のタフガキ』も癖強だなぁと思っていましたが、『MISSION SURVIVOR』はタオル曲なので、盛り上がりました。
とは言え、『金八』も『穴空』も今でも鳥肌ものの名盤であることには変わり無い。
次の『ヱビクラシー』にしても今でも色褪せない名盤なのですが、思い入れのある『感情電車』か『なないろ』辺りをチョイスするかと思っていたら、肩透かしで『フォーエバー中坊』というチョイス。
何となく、今回のミニライブではえびちゅうの原点に戻ろうという歌穂ちゃんなりのテーマがあるんじゃないだろうかと思った。
そして、もう1曲はこれも滅多にパフォーマンスされることの無い『藍色のMonday』。
ここからはいったん本筋を離れて、ユニット曲コーナー。
先ずは真山さんとココユノノカの組合せで、これまた久しぶりの『新・青春そのもの』。
何時ぞやのファンクラブ感謝祭での干され曲会以来ではないだろうか。
寸劇コーナーでは、まやさんのコーチが遅れていた小久保さんをなじった風見さんを殴ると言う(そしてついでに湧いて出てた小林さんも殴ると言うね)茶番がありつつ。
最年長と年少組の交流を願いつつという意図が小林プロデューサーにあったのかも知れない。
次には、小林さんと「師匠」安本さんと「盟友」中山さんがベンチに座っての『たそがれシアター』。
これは加入して初めてのライブで初披露したユニット曲と言う懐かしさでチョイスしたそうです。
まだ右も左も判らない2人は歌うのがやっとで、泣いていたという辛い思い出が有ったとかで、やっとトラウマを克服したみたいです。
この3人の関係性が良く表れたチョイスだなと思いました。
そして、えまゆなに小林プロデューサーが与えたのは、2015年の大学芸会でおひたしがパフォーマンスした『光年の愛』。
これは廣田あいかさんと柏木ひなたさんが歌った曲だった筈。
つまり、えびちゅうきっての歌うまの2人がパフォーマンスした曲ですから、小林プロデューサーの企図としては、一種の試練を2人に与えた事になるのかなと思ったりする。
個人的にかなりの試練を与えたものだなと思いましたが、桜井さんは結構楽々と、仲村さんはそれに食らいつく感じでこの難曲をこなしました。
今回のライブで一番どよめいたのがこの曲でした。
ユニット曲の最後はこれも2015年の大学芸会でMicro Mix Mountain、つまり、最小の真山さんと最大の小林さんの凸凹コンビでパフォーマンスした『宇宙戦争宣戦布告』。
これは10年経過して、今自分達がやったらどうなるかと言うのかを観客に見せたかったのかなと思った。
本線に戻り、次は『MUSIC』から『踊るロクデナシ』と『明日もきっと70点』。
この2曲とも最近は余りパフォーマンスされていませんし、何なら後者は全くパフォーマンスが無い。
この辺りからアイドルを脱してアーティスト寄りになっているなと改めて思った。
次の『playlist』からは『I'll be here』と『PANDRA』。
この辺はえまゆなフィーチャー曲。
前者は桜井さんがメインかなと思った。
そして後者は星名さん無き今、『PANDRA』の狂気的な高音部を誰がやるのかなと思っていたのですが、仲村さんが継ぎました。
コケティッシュな表現をする星名さんに対し、仲村さんは小悪魔的な感じで、仲村さんの新たな一面を見たような感じがします。
『私立恵比寿中学』からは『Anytime,Anywhere』と『シュガーグレーズ』。
前者は安本さんが復帰したときの思い出の曲なのかなと思うし、後者はダンスパフォーマンスが際立つ曲で、えびちゅうの新たな境地が見えた曲としてのチョイスかなと思った。
そして、最新の『Indigo Hour』からは『トーキョーズ・ウェイ!』に『Knock You Out!』。
前者は穏当な曲選びですが、メインブロック最後が『Knock You Out!』なのは結構意外。
勿論の事ですが、星名さんパートは丸々吹っ飛んでます。
アンコールの後は普通何曲かパフォーマンスするのですが、まさかのクイズコーナー「小林王決定戦」。
「今回の公演は『小林企画~私のわがまま聞いておくれ~』ですので皆様よろしくお願いします」と言う場内アナウンスがありましたが、つまりはこんな突拍子も無い企画があったからなのか。
そして、正解者は誰も出ず、身内が小林王を引っさらっていきました(笑。
アンコールの後、最後の曲はこれも突拍子も無い『チュパカブラ』。
これまた滅多にパフォーマンスされることの無い曲で、本当にシュールに終わりました。
でも、彼女の意図はみんなに伝わったのかなと思う。
6月末まで、突っ走る事になるのかなと思いますが、怪我無く突っ走ってほしいと思います。
そして、最後は笑って終われたら良いなと思いますね。